慶尚北道の栄州にあり、境内の美しさと建物の素晴らしさで多くの人を魅了しています。京都の高山寺の絵巻物でも知られている義湘大師が創建した古刹です。

新羅の文武王時代に名僧の元暁が建立した名刹で、本来はとても大きな寺院だったそうです。現在は瑠璃宝殿と応真殿だけが残り、法堂の中には高麗の恭愍王が書いた額が保存されています。

651年に新羅の名僧、義湘が建立したといわれています。当時、山の上に5名の仏様の姿を見て、そこに住んでいた龍を追い出して寺を建てたという伝説もあります。近くの仏影渓谷の四季を問わない美しさも有名です。

義湘大師の弟子である能仁が創建した鳳停寺には、韓国で最も古い木造建築の中の1つといわれている極楽殿があります。最近、イギリスのエリザベス女王が訪問したことでも注目を浴びました。

韓国の三大寺院の1つである海印寺は、仏教の経典を8万枚の木版に刻んだ八万大蔵経が保管されていることで有名です。これはユネスコの世界文化遺産にも指定されています。

高句麗の阿道和尚が新羅に仏法を伝えるために建てた寺で、1,600年の歴史を持っている名刹です。豊臣秀吉の朝鮮出兵のあと、国王の国書を携え修信使として日本に渡った四溟大師が出家した寺としても知られています。

大邱の北東にある八公山の南にある桐華寺は、極達和尚が建立した寺で、当時は瑜伽寺といいました。冬でも桐の花が咲いているため現在の名前になったということです。

佛国寺はユネスコの世界文化遺産にも指定された慶州を代表する遺跡です。6世紀に建てられましたが、豊臣秀吉の朝鮮出兵で木造建築がすべて焼失し、17世紀初頭から再建が始まり現在に至っています。

6世紀ごろインドから来た光有聖人の一行が時刻の寺院様式で作った、韓国唯一の石窟寺院です。岩に刻まれた如来坐像と観音窟が有名です。また最近は仏教武術が体験できる寺院として知られています。

韓国の三大寺院の1つの通度寺は、唐から釈迦如来真身舎利を奉って帰国した慈蔵律師が、646年に建立しました。仏舎利があるため大雄殿には仏像がなく、また1,300年もの間、法燈が消えたことがない名刹です。

梵魚寺は今から約1,300年前の新羅文武王18年(678年)に義湘大師が海東の華厳十刹（十大寺院）のうちの一つとして創建したと言われています。「梵魚」とは天の魚という意味で、創建にまつわる説話の中に出てくる言葉です。