~催行決定~
江戸時代二百六十年。今でも「鎖国の時代」という印象が強く残っていますが、徳川幕府が「鎖国」の対象としたのはキリスト教を信仰するヨーロッパ諸国と清国であり、朝鮮とは正式な国交を結んでいました。
釜山の草梁(チョリャン)倭館には五、六百人の日本人が常駐し、年間を通じて五十隻を超える日本の貿易船が出入りしていたといわれます。
外交実務を担当したのは釜山の東萊(トンネ)府使と対馬藩主で、常に連絡を取り合い、両国で起きた事件や災害、将軍家や李王家の慶弔、諸外国の情勢などをその都度交換していました。
両国の友好関係を象徴するのが、徳川将軍の代替わりごとに来日した「朝鮮通信使」です。
これは「信(よしみ)を通わす」使節という意味を持ち、朝鮮王朝はこれまでに都合12回、正使・副使・従事官をはじめとする総勢500名に及ぶ大使節団(学者・医師・画家など)を派遣し、両国の親善を祝いました。
通信使一行は、陸路で漢城(ソウル)から釜山へ進み、釜山から六隻の船に分乗して対馬・壱岐・藍(相)島・赤間関(下関)へと渡りました。瀬戸内海に入ると上関・下蒲刈島・鞆の浦・牛窓・室津・兵庫・大坂伝法山沖を経て、船を停泊させたのち川御座船に乗り換え、淀川を京都・淀までさかのぼりました。
その後は陸路で各藩のもてなしを受けながら江戸を目指し、京都・大津・守山・彦根・大垣・名護屋を経由し、東海地方では岡崎・吉田(豊橋)・浜松・掛川・藤枝・駿河府中(静岡)・三島を通り、小田原・藤沢・品川を経て将軍の住む江戸に到着しました。
また、通信使たちは三度にわたり日光を訪れ、日光東照宮を参拝しています。
本シリーズでは、この通信使の旅程をおよそ7つのコースに分けてたどります。
第2回は「徳川のご威光と富士山・駿河湾の美」です。都立日比谷高等学校講師の武井一先生が同行し、解説してくださいます。
◆静岡中心地
朝鮮通信使の休息や宿泊のための施設として利用された宝泰寺、西郷・山岡会見の地、駿府城址公園、慶喜公屋敷石柱など。
◆久能山東照宮
家康が1616年(元和2)4月駿府城で没すると、その遺言によってここに葬られた。2代将軍秀忠は、朝廷より東照大権現の神号を贈られた父家康のために、弟の駿府城主頼宣(よりのぶ)を総奉行として、霊廟の造営にかかり、翌年に完成したのが東照宮である。
◆興津宿と清見寺
東海道五十三次17番目の宿場、見延道(甲州街道)の分岐点がある。身延山への参詣者 で賑わった往時の繁栄を伝えている。江戸時代には朝鮮通信使がしばしば立ち寄り、多くの書を揮毫(きごう)している。
◆薩埵峠
万葉の昔から難所として知られ、山道を通るか、波打ち際を駆け抜けるかという選択を迫られ、「東海道の親知らず」といわれるほどの難所であった。通信使の安全をはかるために切り開いたものである。富士山や駿河湾などの眺めがよい。
◆由比(由比宿・東海道広重美術館)
五十三次16番目の宿場。本陣の跡は本陣公園となり、東海道広重美術館には広重の作品を中心に、約1200点の浮世絵を所蔵している。

1963年生まれ。成蹊大学大学院法学政治学研究科博士前期課程修了。1989年より高等学校で時間講師として社会科を教える。1997年~2006年、KBSワールドラジオの日本語放送で、韓国を紹介する番組の解説を務める。現在、都立日比谷高等学校の他5校で社会科、韓国語を担当し、その教え方には定評あり。また、早稲田大学エクステンションセンター、亀戸文化センターで韓国史、韓国文化の講座を持つ。著書に『「ソウルに刻まれた日本』『慶州で2000年を歩く』『ソウルの王宮めぐり』『朝鮮王宮完全ガイド』『皇室特派留学生』、今年『一人で学べる! 中学生と高校生のためのはじめての韓国語』を出版。他に協力本、論文多数。朝鮮学会、高等学校韓国朝鮮語教育ネットワーク会員。公益財団法人 日韓文化交流基金 評議員。
当旅行は、「文化遺産と共に生きる」をモットーとする『トンボの眼』の古代史講座、【2025年10月開講・武井一先生連続5回講座『朝鮮通信使の道ー江戸時代の誠信外交—』https://www.tonbonome.net/symposium/ 】
をもとに株式会社三進トラベルサービスと『トンボの眼』が共同企画・運営しております。
| 添乗員 | 1名同行いたします |
|---|---|
| 募集人員 | 20名様 |
| 最少催行人数 | 15名様 |
| 旅行企画・実施 | 株式会社三進トラベルサービス 東京都知事登録旅行業2-6204号 全国旅行業協会(ANTA)正会員 (旅行条件書) |
| 日程 | スケジュール | 食事 | ホテル |
|---|---|---|---|
| 1 | 東京駅丸の内南口(08:30)集合=用賀=東名高速=焼津IC(焼津漁港<昼食・海鮮>)=静岡市(宝泰寺・駿府城址公園など)=久能山東照宮(拝殿、神廟、久能山東照宮博物館など)=興津(清見寺)=薩埵峠=由比(由比宿・東海道広重美術館)=清水IC=東名高速=用賀=(18:00頃)東京駅丸の内南口着。解散。 |
朝:× 昼:〇 夜:× |
日程表の表示時間帯の目安は以下のとおりです。
早朝=4:00~6:00 / 朝=6:00~8:00 / 午前=8:00~12:00 / 昼=12:00~13:00 / 午後=13:00~16:00 / 夕刻=16:00~18:00 / 夜=18:00~23:00 / 深夜=23:00~4:00 /
| おひとり様あたり旅行代金 19,000円 |
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【旅行代金に含まれるもの】
日程表記載の移動車両の運賃その他諸経費、日程表記載の食事代および諸税・サービス料、日程表記載の観光の料金及びガイド料金、団体行動中のチップ
【旅行代金に含まれないもの】
ツアー出発地までの交通費、終了地からの交通費、前後泊時の宿泊費、任意の国内旅行傷害保険、日程表記載の内容以外に行動される場合の諸経費、個人的性質の費用、傷害・疾病に関する治療費
| お問合せ有効期間 | 2026年3月6日(金)満員になり次第締め切ります。 |
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