朝鮮半島では三国時代から高麗時代にかけて仏教が盛んに信仰されました。今なお昔ながらの雰囲気を残す全羅道もそうでしたが、他地域より韓国固有の民間信仰の影響を受けていました。三大霊峰の一つである智異山は仏教だけでなく、山岳信仰の聖地でもありました。一方、光州の南に位置する和順は古代巨石文化の支石墓(ドルメン)が数多く残っています。同じく和順にある千仏・千塔で有名な雲住寺は現在でも100の石仏・20の石塔が残り、名も無い素朴な石仏が至る所に鎮座しています。また、男女二体の寝姿の石仏や北斗七星と同じ並びの石など、古代から続く信仰の一端を垣間見ることができます。これらはパワースポットとしても知られています。本ツアーは智異山山麓・和順に加え全羅道の厳選した石仏・石塔見学を3泊4日で企画致しました。しばし日常を離れ、全羅道の素朴な石仏に触れながらリフレッシュして見ては如何でしょうか。
✿全羅道の求礼・南原の智異山麓、光州・羅州・和順の特選した石仏・石塔を3泊4日で見学!
✿沢山の石仏が鎮座し、特に夫婦寝姿の石仏が有名な雲住寺をゆっくり見学!
✿ユネスコ世界遺産の古代遺跡・和順の支石墓(コインドル)を見学!
✿国宝を数多く所有する古刹・華厳寺や光州近郊の譚陽、全羅北道の井邑の石仏を見学!
✿石仏を見学した後は、食で有名な全羅道の料理に舌鼓!
★★★★★智異山(チリサン)山麓と華厳寺(ファオムサ)・南原(ナムォン)★★★★★
霊峰・智異山は朝鮮半島の背骨にあたる太白山脈および小白山脈の南端に位置し、全羅南道、全羅北道、慶尚南道に跨る広大な山々です。北方の白頭山(ペクトサン)、済州島の漢拏山(ハルラサン)と共に三大名山として知られてきました。険しい山々や鬱蒼とした森は人々が容易に立ち入ることができないため、現在でも手つかずの自然が残されています。昔から山岳信仰および仏教の聖地として崇められ、山麓には数多の古刹が鎮座しています。その内のひとつ、智異山南西の求礼(クレ)にある華厳寺は、544年に縁起(ヨンギ)祖師が創建したと伝わっていて、千年古刹と呼ばれています。国宝は覚皇殿前石灯や四獅子三層石塔をはじめ韓国最大規模の木造建築・覚皇殿[本堂]があります。南原は智異山西部に位置する盆地で、この一帯の中心都市として古くから栄えた町です。日本との関わりも深く、朝鮮王朝の祖・李成桂(イ・ソンゲ)が活躍した倭寇との戦いがあり、慶長の役では激戦地になりました。また、歴史小説『春香伝(チュニャンジョン)』の舞台となった所で、主人公・春香を祀った広寒楼(クァンハルル)があります。
★★★★★★★★★和順支石墓遺跡(ファスン・コインドル)★★★★★★★★★★
和順支石墓遺跡は光州から南東に約20km、和順郡道谷面孝山里(ヒョサルリ)と春陽面大薪里(テシルリ)一帯の谷に沿って約10kmにわたって500余基のコインドルが群集して分布してます。英語ではドルメン、韓国語でコインドルと呼ばれる支石墓は青銅器時代の巨石で造られた墓です。支石墓は世界各地に分布していますが、北東アジア地域が世界的に最も密集した地域であり、その中でも韓国には約30,000余基が分布しています。2000年に江華島(カンファド)と全羅北道の高敞(コチャン)の支石墓と共にユネスコ世界文化遺産に登録されました。
★★★★★★★★★★★★★雲住寺(ウンジュサ)★★★★★★★★★★★★★★
千仏・千塔で名高い雲住寺は光州から南に約30km、和順の山間にひっそりと佇む山寺です。創建は統一新羅末期に道詵(トソン)国師[827-898]によると伝わっていますが、文献が少なく神秘的な寺として知られています。境内に入ると至る所に石仏・石塔が鎮座していて、現在は石仏52体、石塔18基、不完全な状態なものも含めると石仏約100体、石塔20基が確認されています。しかし、大半はその由来がわかっていません。有名な見どころとして臥形石造如来仏があり、男女二体の石仏が寝姿で鎮座していています。この石仏が起き上がる時、都がこの地に遷都されるという言い伝えがあります。もう一つは七星岩で並びが北斗七星と似ていることから、雲住寺が星座をかたどっているとの説の由来となっています。しかし、最大の見どころは岩陰や草むらに鎮座する名も無き石仏・石塔で、その素朴で庶民的なお姿は見る者の心を癒してくれます。
【見学する石仏・石塔の数々】
≪求礼(クレ)≫
・求礼大田里(テジョルリ) 石仏立像<全羅南道有形文化財第186号>
≪華厳寺(ファオムサ)≫
・求礼華厳寺 覚皇殿(カックァンジョン)前石灯<国宝第12号> ・求礼華厳寺 四獅子(ササジャ)三層石塔<国宝第35号>
・求礼華厳寺 東 五層石塔<宝物第132号> ・求礼華厳寺 西 五層石塔<宝物第133号>
≪南原(ナムォン)≫
・南原虎基里(ホギリ) 磨崖如来坐像 ・南原龍潭寺址ヨンダムサジ() 石造如来立像<宝物第42号>
・南原龍潭寺 七層石塔<全羅北道有形文化財第11号> ・南原万福寺址(マンボクサジ) 五層石塔<宝物第30号>
・南原万福寺址 石造如来立像<宝物第43号>
≪譚陽(タミャン)≫
・潭陽分香里(プニャンニ) 石仏立像<全羅南道有形文化財第144号>
・潭陽霊隱寺(ヨンウンサ) 石造如来坐像<全羅南道有形文化財第143号>
≪光州(クァンジュ)≫
・光州雲泉寺(ウンチョンサ) 磨崖如来坐像<光州広域市有形文化財第4号>
≪羅州(ナジュ)≫
・羅州鉄川里(チョルチョルリ) 磨崖七仏像<宝物第461号> ・羅州鉄川里 石造如来立像<宝物第462号>
・羅州萬峰里(マンボンニ) 石造如来立像<全羅南道有形文化財第64号>
≪和順支石墓遺跡(ファスン・コインドル)≫
・和順孝山里(ヒョサルリ) 支石墓群<史跡第410号>
≪雲住寺(ウンジュサ)≫
・和順雲住寺 石造仏龕[ぶつがん]<宝物第797号> ・和順雲住寺 臥形石造如来仏<全羅南道有形文化財第273号>
・和順雲住寺 光背石仏坐像<全羅南道有形文化財第274号> ・和順雲住寺 磨崖如来坐像<全羅南道有形文化財第275号>
・和順雲住寺 九層石塔<宝物第796号> ・和順雲住寺 円形 多層石塔<宝物第798号>
★宝物および有形文化財に登録されている石仏・石塔のみの記載です。これら以外に石仏100体、石塔20基が鎮座しています。
≪井邑(チョンウプ)≫
・井邑普化里(ポファリ) 石造二仏立像<宝物第914号>
利用予定ホテル | 1日目 求礼郡内または周辺地域ホテル 2日目~4日目 光州市内または周辺地域ホテル |
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最少催行人数 | 4名様 |
旅行企画・実施 | 【受注型企画旅行】 株式会社三進トラベルサービス 東京都知事登録旅行業第2-6204号 ANTA ( 旅行条件書 ) |
日程 | スケジュール | 食事 | ホテル |
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1 | ★・・・大韓民国国宝および宝物 ☆・・・その他の文化財 ◎・・・見学地 <求礼郡内または周辺地域ホテル 泊> |
朝:- 昼:- 夜:黒豚料理 |
求礼 |
2 | ホテルにて朝食後、出発。 <光州市内または周辺地域ホテル 泊> |
朝:ホテル 昼:豆腐料理 夜:クルビ[イシモチ]料理 |
光州 |
3 | ホテルにて朝食後、出発。 <光州市内または周辺地域ホテル 泊> |
朝:ホテル 昼:羅州コムタン 夜:韓定食 |
光州 |
4 | ホテルにて朝食後、出発。 |
朝:ホテル 昼:栗御膳 夜:- |
日程表の表示時間帯の目安は以下のとおりです。
早朝=4:00~6:00 / 朝=6:00~8:00 / 午前=8:00~12:00 / 昼=12:00~13:00 / 午後=13:00~16:00 / 夕刻=16:00~18:00 / 夜=18:00~23:00 / 深夜=23:00~4:00 /
旅行代金 | |||
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2名1室 | |||
お見積をさせていただきます。 |
【旅行代金に含まれるもの】
往復国際航空(航路)運賃、日程表記載の移動車両の運賃・料金、日程表に記載されている宿泊料金および諸税・サービス料、日程表に記載されている観光の料金、日程表に記載されている食事代および諸税・サービス料、日程表記載の観光の料金及び伴う場合のガイド料金、添乗員の同行費用、団体行動中のチップ
【旅行代金に含まれないもの】
日本での前後泊時の宿泊費・移動交通費、運送機関が課す付加運賃料金(燃油サーチャージ)、空港税、空港施設使用料、超過手荷物料金、任意の海外旅行傷害保険、オプショナルツアー代金、日程表記載の内容以外に行動される場合の諸経費、個人的性質の費用、傷害・疾病に関する治療費、パスポート取得費用
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