日本と韓国の間には仏教を通じた深い関係があります。 日本に仏教が伝来したのも、百済の聖明王から金銅の仏像と経とその解説書などが贈られたときだと「日本書紀」には記されています。また、長野の善光寺の本尊「善光寺式阿弥陀三尊」もこの聖明王から贈られたものだと言われています。 東近江の百済寺(ひゃくさいでら)には、聖徳太子が高句麗の僧、恵慈とともにここを訪れた時、山中に不思議な光を見つけ、一面観音像を作ってお堂を建てたという言い伝えが残っています。 韓国の有名な僧に関する絵巻物も伝わっています。京都の高山寺(こうざんじ)には、新羅の華厳宗の祖とされる義湘と元暁の一代を絵に描いた「華厳宗祖師絵伝 7巻」があり、韓国の浮石寺に伝わる義湘と善妙の伝説がそのまま描かれています。 このツアーは仏教を通じた日本と韓国の係わり合いを実感できるツアーといえます。
いま、魅力あふれる韓国の仏教が、注目を浴びています。 2007年1月、NHKハイビジョンで放映された五木寛之の「21世紀 仏教の旅」でも韓国の寺院が紹介され、このドキュメンタリーをもとに「21世紀 仏教への旅 朝鮮半島編」が出版されました。また、2006年8月には「芸術新潮」で韓国特集が組まれ、ここで紹介された全羅道や忠清道の寺院を巡る方々も増えてきています。 一方、韓国の寺院に泊まるテンプルステイも日本で紹介され始め、直接韓国のお寺に連絡をとって参加される方もいます。また、1999年にエリザベス女王が訪韓した時、安東にある鳳停寺を訪問され、その美しさを絶賛したというエピソードもあります。 このように、韓国の仏教や寺院への注目はこれからもますます大きくなっていくことでしょう。