◆現在、ツアーは休止しております。(2023年5月現在)
漣川(ヨンチョン)はソウルから北に約70㎞、域内の北西に軍事境界線や非武装地帯が連なっています。板門店(パンムンジョム=JSA)と鉄の三角地帯と呼ばれる鉄原(チョロン)の中間地帯で北朝鮮から武装集団が幾度も南侵を試みたため、韓国軍の警戒も大変厳しく緊張感あふれる所です。また、地形上北朝鮮側を大変よく見渡せ、軍人・軍事施設のみならず一般の北朝鮮住民の暮らしも垣間見る事ができます。
本ツアーは板門店・鉄の三角地帯といったメジャーなDMZツアーではない、あまり知られていないが北朝鮮を間近で見る事ができ、緊張感も肌で感じる事ができる漣川DMZを1日で巡る現地発着ツアーです。北朝鮮に興味があり、DMZの緊張感がお好きな方にピッタリの企画です。
【漣川(ヨンチョン)DMZ見学地のご案内】
①1.21侵入路(1.21浸透路)
1.21侵入路(浸透路)は、1968年1月に起きた朴正熙(パク・チョンヒ)大統領暗殺未遂事件の北から南へ越境したルートです。1968年1月17日23時、金日成(キム・イルソン)首相から指令を受けた北朝鮮軍第124軍所属のキム・シンジョ他30名の武装集団が軍事境界線と南方限界線を越えて侵入してきました。彼らは1月21日にソウルへ潜入させ、大統領官邸(青瓦台)の爆破と要人暗殺、並びに主要機関施設の破壊を目的としていました。しかし、1月19日21時頃、坡州市民の通報によって、1月20日から1月30日まで軍と警察合同で武装ゲリラ掃討作戦が展開され、死傷者29人、逃走1人、逮捕1人(キム・シンジョ)という結果で襲撃は未遂に終わりましたが、韓国側の被害も少なくありませんでした。
②勝戦(スンジョン)展望台
勝戦展望台は、北朝鮮側の活動を監視するために運営されている最前方の軍事施設で、1.21侵入路(浸透路)の高台にあり、北朝鮮側の軍人の活動が詳しく窺えます。また、北朝鮮軍のみならず北朝鮮の各軍事施設も肉眼で見ることができ、望遠鏡からは広大な漣川平野が一望できます。観覧客は、陸軍第25歩兵師団の案内のもと、補給路の徒歩踏査、勝戦展望台の観覧、施設の説明がコースになっています。
③上昇(サンスン)展望台[第1トンネル]
上昇展望台は勝戦展望台と同じく北朝鮮軍の活動を監視するための監視所で、展望台から1号トンネルを望む事ができます。1号トンネルは1974年11月15日に発見された初めての北からの南侵用トンネルで、地表から2.5~4.5mの地下に鉄筋が3本入ったコンクリートを台形の形にして掘られています。ここは軍事境界線に近いため、中に入ることはできません。発見された当時は7・4共同声明が出されて南北和解が進んでいた時期で、韓国国民の受けた衝撃は大きく、北朝鮮の二面性を知るきっかけになりました。
④台風(テップン)展望台
韓国軍の中の天下無敵と言われた台風部隊よって1991年12月3日に建てられた展望台で、視界が良い日は望遠鏡なしでも畑仕事をしている北朝鮮の住民の姿が見えます。
⑤鍵(ヨルスェ)展望台
鍵展望台は、韓国陸軍ヨルスェ[鍵]部隊が北朝鮮領を一望できる地域において戦後世代の人たちへの安全保障教育と自由と平和の大切さを呼起させるため、もうひとつは朝鮮戦争時に北から南に避難し、そのまま故郷に戻れなくなった人々の望郷の念を慰める目的で1998年4月11日に設立されました。展望台からは、DMZ鉄条網や監視警戒所(GP)などが一目で見渡せ、内部展示室には北朝鮮の生活用品や対南軍事装備が展示されており、部分的ではあるが北朝鮮の有り様を窺い見ることがでます。また、統一を祈念するハガキの木が置かれており、訪問客がより楽めるようになっています。
⑥新炭里(シンタンニ)駅・白馬高地(ペンマゴヂ)駅
朝鮮戦争勃発前に人や物資を積んでソウルと元山(ウォンサン)を往来していた京元線(キョンウォンソン)は現在、白馬高地駅まででその先、旧鉄原駅、軍事境界線先の平康(ピョンガン)まで線路が無い状態です。戦後しばらくは白馬高地駅の一つ手前の新炭里(シンタンニ)駅まででしたが2012年に延長され、2020年には月井里(ウォルジョンニ)駅まで延伸する予定です。北朝鮮では、平康-洗浦(セポ)-高山(コサン)-龍池院(リョンジウォン)-元山を経て高原(コウォン)まで続く京元線を江原線(カンウォンソン)と改称しています。現在の白馬高地駅には「鉄馬は走りたい」という京元線鉄道の韓国側中断点を知らせる看板があり、分断の傷を痛感させられます。
時間帯 | スケジュール | 食事 |
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07:30~19:00(所要時間10時間30分) | ソウル市内07:30頃出発 ソウル市内のご宿泊ホテルからガイドと合流、専用車(プライベートカー)にて漣川DMZ最初の見学地、1.21侵入路へ向かいます。 ↓ ★漣川DMZ見学 ①1.21侵入路(1.21浸透路)⇒②勝戦展望台⇒③上昇展望台⇒④台風展望台⇒⑤鍵展望台⇒⑥新炭里駅・白馬高地駅 ≪逆ルートも可能です≫ 当日はパスポートを持参して下さい。 見学地はすべて軍事施設です。見学時間は1ヶ所につき30~40分、軍の担当者が韓国語または英語で施設を説明、ガイドが日本語でご案内致します。 ツアーの途中で自由食の昼食をお召し上がり下さい。 ↓ 新炭里駅・白馬高地駅見学後、ガイドと共に専用車にてソウル市内のご宿泊ホテルまでご案内致します。 |
朝:- 昼:自由食 夜:- |
2名様(1名様あたり) | ¥36,000 |
3名様(1名様あたり) | ¥30,000 |
4名様(1名様あたり) | ¥26,000 |
5名様(1名様あたり) | ¥22,000 |
6名様(1名様あたり) | ¥21,000 |
◆1名様ご参加の場合は旅行代金¥62,000になります。 ◆旅行代金にはガイド代金、ドライバー代金、ガイド・ドライバー昼食代、高速料金、駐車料金が含まれております。
現地旅程管理会社 | 株式会社三進トラベルサービス 東京都知事登録旅行業第2-6204号 【旅行企画・実施】株式会社TABi´Z タビーズ 観光庁長官登録旅行業第1906号 JATA正会員・ボンド保証会員 ( 旅行条件書 ) |
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